-新設校時代-


どの学校にも新設校時代があった

  百年以上の歴史を持つ細河小学校にバスで通っていた子どもたちは、1980年3月から伏尾台小学校にやってきた。
   子どもたちは期待を、教職員は意気込みを持って学校生活が始まった。
教職員の半数は「同和」校である細河小学区で培ってきた教育の成果を引き継ごうと望んで転勤してきた

@ 協力して学校づくりにあたる
A 子どもにとって、明るく楽しい学校にする
B 地域から信頼され、その核となる学校をつくる


-PTAは必要か?-


当時はマンネリ化・形骸化が指摘されていた

  最初の学級懇談会から熱のこもった論議が展開され、無用どころか、保護者と教職員が一体となって子育てができる学校にしようと確かめ合った

@ 子どものためのPTA
A 会員が子どもとともに成長するPTA
B 教職員会員が積極的に参加するPTA
C 学級PTA活動を重視するPTA
D 学校と地域を結ぶPTA




-地域に開かれた学校づくり-

出会い”つながる”場としての学校

サタデーフレンズ

 生涯学習が謳われ始めたそのころ、学校の陶芸がまを地域の陶芸好きの高齢のグループに開放した。日ごろお年寄りと接する機会の少ない子どもたちにとって、学校がふれあいの場になった。また、陶芸の技術を伝えてもらおうと教室も始まった。
 伏尾台にはいろいろな才能や技術をお持ちの方が大勢いらっしゃる。この方々の力を借りて、土曜日の午後に自主クラブを開こう。こうして誕生したのが、今に続く「サタデーフレンズ」である。

                

地域と学校を結ぶ文化祭

 1985年の秋に創立5周年行事として開いた作品展に、PTAの協力を得て、住民からも出品していただいた。大いに盛り上がり、「今年限りでおしまいにするには惜しい」の声に後押しされて、翌年にはPTAと住民代表で実行委員会が結成された。作品展だけでなくステージ発表も加わって、町をあげての「地域と学校を結ぶ文化祭」へと発展していった。

フレンドリーコンサート

  1987年の秋、第3回の文化祭の時、「こうして同じステージで小・中・高校生が演奏しているんやから、子ども同士が交流してみてはどうかな」と、始まった交流。二つの小学校の子どもたちは、お兄さんお姉さんといっしょに練習できる嬉しさと、毎年暮れの合同演奏会の晴れ舞台に立てる喜びとで、めきめきと力をつけていった

お母さんもお父さんも隣の人も先生だ

 タデーフレンズのボランティアリーダーが熱心に指導してくださるのを見て、ある教員が、自分の学級の保護者に来ていただいて、仕事や体験を語ってもらったのが10年も前のこと。それまでも平和・人権・「障害」者・国際交流・福祉・地域の歴史や産業などのテーマでゲストティーチャーを招いてきていることと合わせて、今では1年を通して大勢の輝いている大人たちと出会っている子どもたちである。